第2回重慶市国際交流野球大会の開催について
宣伝ポスター |
・大会開催にあたり
本大会は昨年、JICA短期シニア海外ボランティアとして南開中学に派遣されていた森英昌さんが「野球を通じて国際交流を」というテーマを持ち、重慶市人民対外友好協会や在重慶日本国総領事館、日本熊野町日中友好協会、南開中学(私の配属先)などの協力の下、開催された重慶市国際交流野球大会の第2回大会です。今年は昨年の意図に加え、「重慶市の方々にもっと広く野球を知ってもらう」という目標を掲げ、試合とは別に、非公式ですが体験コーナーを設置しました。試合を観るだけでなく体験してもらう事で、もっと身近なものに感じてもらいたかったのです。
・体験コーナー
より多くの集客を図る為、南開中学の道路に面したグラウンドで体験コーナーを実施。また学校の門前では重慶市の大学生と共同で作った野球の映像やポスターを使い集客をはかりました。体験コーナーの指導には日本人や台湾人の野球経験者が当たり、その通訳として四川外語学院の学生に協力を頂きました。実際にボールを打ってもらったり、ボールで的を狙ってもらったり、ミニゲームに参加してもらう事で楽しく野球を体験してもらいたかったのです。野球は3つの競技を一度にやっている様なスポーツで、ルールも複雑な事が多いのですが、この体験を通して野球が身近なものに感じてもらえたのであれば幸いです。
・交流試合
午後には南開中学と巴県中学の学生同士の試合を、そして中国人、台湾人、アメリカ人、日本人の混合チームでの試合を、計2試合行いました。学生の試合は、南開中学の田校長先生が「去年とは見違える程だ」とコメントして下さったほど白熱したものとなり、最後は南開中学のサヨナラ勝ちで試合終了となりました。技術的にも精神的にもまだまだな部分は沢山ありますが、成長した学生の姿には感動しました。また4カ国混合の経験者同士の試合では、学生の試合ではなかったホームラン級の当たりや連打、狭殺プレーなどがありレベルの高い内容で、観に来た皆さんに影響を与えた興味深い試合になりました。
・今後の展開
今年の大会も重慶市人民対外友好協会、在重慶日本国総領事館、南开中学、巴県中学の協力の下、実現しました。また、四川外語学院の村瀬先生とその学生達、重慶大学の熊杰さんと四川美術学院の熊濯之さんにもご協力頂き感謝しています。来年も第3回大会を行う予定です。来年は更に大きな大会にすべく、そして野球を通じた国際交流のみならず、より多くの重慶市の方々に観て頂き、楽しんで頂ける大会にしたいと考えています。最後に、中国全土で野球が普及して行く事を心より願っています。
青年海外協力隊 野球隊員 門脇亮太(静岡県出身)配属先 南開中学
大内崇行(茨城県出身)配属先 巴県中学
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