自動車市場 上半期好調も通年増加率は7%程度?
中国自動車市場は過去2年間の「微成長」から抜け出し、今年上半期にはふたたび2けた増加の時代に足を踏み入れた。中国汽車工業協会(汽車は自動車の意味)がこのほど発表した統計データによると、今年上半期の中国自動車産業は安定した成長ぶりをみせ、生産台数は1075万1700台で前年同期比12.8%増加し、販売台数は1078万2200台で同12.3%増加した。「人民日報」が伝えた。
上半期に2けた増加を達成した原因として、まず自家用車に対する旺盛なニーズが挙げられる。次に中国経済発展の「お天気」や「風向き」を示すバロメーターとされるビジネス車が長期的な低迷状態から抜け出し、第2四半期(4-6月)にプラス成長に転じたことが挙げられる。同協会の師建華副秘書長(副事務局長)によると、上半期の自動車生産・販売増加率は予測を上回ったが、下半期には国内・国外にさまざまな不確定要因が存在し、中国自動車市場の通年の増加率は7%を維持する程度にとどまる見込みという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月15日