西蔵(チベット)自治区吉隆(キドン)県吉隆鎮の達曼村には約200人の達曼人が住んでいる。彼らはネパール人移民の子孫たちだ。達曼人の祖先は6、7世代前にネパールからこの地に引越し、「国籍のない人々」となった。中国新聞網が伝えた。
達曼人は現地の人々を相手に小さな商売をして細々と暮らしてきた。子供たちも正規の教育を受けることができなかった。2003年、国務院の認可を経て、達曼人が中国国籍に正式に加入し、彼らは長きにわたる不安定な生活に終わりを告げた。2004年、西蔵自治区と吉隆県政府が147万元(約2400万円)を投じた住居建設プロジェクトが開始され、翌年には総面積3664平方メートルに上る達曼新村が完成、すべての達曼人が新居に転入した。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年7月20日