中国のスキー場が世界の3分の一占める

人民網日本語版 2019年02月25日17:13

北京冬季五輪が2022年に開催されることで、氷雪スポーツに対する中国人の熱意がますます高まっている。中国のスキースポーツが急成長を遂げるなか、いかにより良くスキー場を経営し、スキーヤーのニーズを満たし、スキーヤーの体験を充実させるかは、業界の間で関心の高い話題となっている。このほど開催された「2019年ISPO消費者スキーレンタルの新体験をめぐるシンポジウム」において、専門家は、「より多くの顧客を獲得する鍵となるのは、消費者の体験をより楽で簡便なものとすることに尽きる」と指摘した。中国経済網が伝えた。

「2018年中国スキー産業白書」によると、2000年の時点で、中国にあるスキー場の総数はわずか50ヶ所で、スキーヤーの数は延べ30万人にとどまった。だが、2018年になると、スキー場の数は742ヶ所、スキーヤー総数は延べ2113万人にふえた。現在、中国のスキー場の数は、全世界の総数の3分の一を上回るまでとなっている。業界関係者は、「スキー産業の発展スピードと照らし合わせると、中国は、『氷雪スポーツ人口3億人』という目標にますます近づいている」とコメントした。

「2018年中国スキー産業白書」の統計データによると、中国のスキー場は、ほぼ全て、黒竜江・山東・河北など北方の省に集中しており、北方の省のスキー場が全国の約85%を占めている。一方、南方の氷雪関連マーケットも依然、極めて大きな発展空間を備えている。2018年、氷雪関連産業の各種データはいずれもある程度増加したが、増加幅は、スキーヤー総数(延べ人数)の成長率には及ばない。氷雪関連産業マーケットは現在、供給が需要に追いつかない状態にあり、開発価値とその可能性が極めて大きな産業と言えるだろう。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年2月25日

  

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