いつの間にか、バレンタインデーに花束やチョコレートのプレゼントをもらうだけでは満足できない人が増えている。金融情報サイト・融360の「維度」が騰訊(テンセント)理財と共同で実施した調査「バレンタインデーは楽しいイベントorお金がかかるイベント:いくらのプレゼントなら相手に思いが伝わる?」の結果によると、バレンタインデーに使うお金は500-1000元( 1元は約16.3円)が最多で、2割を超えている。バレンタインデーの支出について、「男性もち」との回答は約85%を占めている。中国新聞網が伝えた。
月収の3分の1がプレゼントの「相場」
調査によると、バレンタインデーの支出のうち、最も大きな割合を占めるのがプレゼントで、半分以上を占めている。プレゼントの値段は500-1000元が最多で、28.57%を占めた。しかし、1000元以上のプレゼントを買う人も合わせて3割を超えている。月給3万元以上の人になると、1万元以上のプレゼントが「スタンダード」で、最多の31.71%を占めた。所得が高くなるほど、プレゼントの値段も高くなっている。
既婚カップルと未婚カップルを比べると、200元以下のプレゼントを選ぶ既婚者の割合は未婚者よりも高いものの、5000元以上のプレゼントを選ぶ割合も未婚者より高いというのは注目に値する。
また、調査では、95後(1995-1999年生まれ)は、飲食、遊びなどよりも、プレゼントにお金をかけていた。その割合は67.69%と、年齢層別でトップだった。そして、95後を代表とする学生らの9.52%が「ホテル」に最もお金をかけており、その割合はサラリーマンをはるかに上回っていた。
微信(Wechat)などを利用して「お小遣い」を送信する人もいる。調査では、「お小遣い」を送信する人の割合は、既婚者のほうが多く、未婚者の2倍以上だった。年齢別に見ると、年齢が上がるほど、最もお金をかける人の割合も上がっていく。50後(1950年代生まれ)を例にすると、その割合は4割以上で、95後になると、1.54%にとどまった。
借金してバレンタイン過ごす95後
調査では、年齢層別に見ると、95後がバレンタインデーの消費の中心層で、「バレンタインデーのためにお金を全く使わなかった」人の割合は4.48%にとどまった。1000元以上使った人の割合も上位に位置している。95後となると、まだ社会人になっていない学生も多い。調査によると、学生カップルの38.1%はバレンタインデーに使うお金を親にもらっている。また、95後の10.77%は消費者金融やクレジットカードなどを使っており、借金してバレンタインデーを過ごした。
また、50後を代表とする高齢者のバレンタインデーの支出を見ると、二極化しており、「バレンタインデーのためにお金を全く使わなかった」人の割合は年齢層別でトップだった一方で、3000-1万元使った人の割合も断トツでトップだった。
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