体型による寿命への影響は男性より女性が大きいとの研究結果

人民網日本語版 2019年02月26日10:23

体型やスタイルは、見た目の美しさに関係するだけはなく、健康にも影響を及ぼし得ることは、周知の事実。オランダの研究チームはこのほど、「体型が寿命に及ぼす影響は男性よりも女性の方が大きい」という新たな事実を突き止めた。生命時報が伝えた。

オランダ・マーストリヒト大学医療センター疫学部門のLloyd Brandts博士率いる研究チームは、1986年に男女7807人(内訳は男性3646人、女性4161人)の健康データに対する分析を開始した。研究を始めた当初、被験者の年齢は68歳から70歳だった。研究期間中、被験者は自分の体重・身長およびさまざまな身体活動に関する状況を研究チームに提供した。この身体活動には、庭仕事、犬の散歩、ウォーキング、自転車通勤、スポーツ、住まいの内装作業などが含まれていた。その後、被験者に対する追跡調査が、彼らが死に至るまで続けられた。被験者のうち、男性433人と女性944人が90歳以上まで生きた。研究の結果、身長が高い女性は、身長が低く体重が重い女性より、90歳まで生きる確率がより高いことが判明した。具体的には、身長が175センチ以上の女性が90歳まで生きる確率は、身長が160センチ未満の女性より31%高かった。一方、男性の被験者については、このような体型の違いによる寿命の差は見られなかった。だが、男性の場合、運動時間が長ければ長いほど、長寿の可能性が高くなった。1日あたりの運動量が30分間増えるごとに、男性の長生きする確率は5%高くなった。1日あたりの運動量が30分間未満の男性に比べ、1日あたりの運動量が90分間以上の男性が90歳まで生きる確率は39%高かった。一方、女性に関しては、1日あたりの運動量が60分間ほどの女性が、最も長寿だった。そして、1日あたりの運動量が30分間未満の女性に比べ、30分間から60分間の女性が90歳まで生きる確率は21%高かった。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年2月26日

  

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| 写真記事

ランキング