2018年12月3日、北京市朝陽区朝外街道の住民向け「憲法」講座終了後、楚紅偉弁護士に法律に関する質問をする住民たち(人民日報記者・徐燁撮影) |
中国の全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)が近く開幕する。国民は何に注目しているだろうか。人民日報傘下の人民網がこのほど実施した「両会調査」では「正風・反腐敗」「全面的な法に基づく国家統治」「社会保障」が上位3つに挙った。人民日報が伝えた。
第13期全人代第2回会議が5日、全国政協第13期第2回会議が3日に北京で開幕する。新中国成立70周年である今年の全国両会は、ことのほか注目されている。
人民網は2月12日から「両会調査」を実施。2月27日午後5時までに中国のネットユーザー440万人余りが回答した。
過去17年間の人民網「両会調査」では「反腐敗」が8回にわたり最も注目されるホットな話題となった。今年も「正風・反腐敗」が再びトップになった。
「全面的な法に基づく国家統治」への一般の注目度も高まっており、第2位にランクインした。
第3位の「社会保障」は無数の大衆の切実な利益に関わる。多くの回答者は「基本医療保険と大病保険の保障水準の向上」「定年退職者基本養老金(年金)と都市・農村部住民基礎養老金の引き上げ」「社会保険関係の地区を跨ぐ移行・引き継ぎの整備」について重点的に注目している。
4位から10位までは「教育改革」「健康中国」「インターネット+政務サービス」「所得分配」「貧困脱却の難関攻略」「住宅制度」「環境保護」が並んだ。
「インターネット+政務サービス」は今年新たに選択肢に加わった。半数以上の回答者がインターネットで交通違反の照会と納付、警察への通報、積立金の照会と引き出しなどのサービスを利用したことがある。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年3月1日