日本の九州エリアの熊本県郊外にある株式会社コッコファームの直売所「たまご庵」には、毎日数千人の人が卵を買うためにわざわざここまでやって来る。たまご庵の物産館では一日あたり平均7万個の卵が売れ、売上高は東京の大型スーパーの7倍に匹敵する。これほど大勢の人がここまで卵を買いに来るのはなぜだろうか。
たまご庵では直営農場から毎日運ばれる新鮮な卵を販売している。日本では卵を生で食べることが多いため、消費者は購入する時にどれくらい新鮮かを厳しくチェックする。その日に生まれた卵をすぐに物産館に運んで販売できるようにするため、コッコファームはリアルタイム作業システムを導入。農場での生産から洗浄、殺菌、運搬を経て、1時間で売り場に並ぶという。
たまご庵に買い物に来ていたある客は、「卵かけご飯のためにここまで買いに来て、今日は5箱買った。自分で食べるだけでなく、一部は親戚や友人へのプレゼントにしようと思う」と話した。
またたまご庵では新鮮な卵のおいしさを味わってもらおうと、卵メニューメインにしたレストランを併設し、トロトロ半熟や生などさまざまなスタイルの卵料理を提供している。もちろんなかでも一番人気のメニューは卵かけご飯のセットだ。
国道沿いの郊外にあるコッコファームはその日に生まれた卵のみ販売する方式を採用しており、毎年のべ100万人以上の人がここを訪れる。昨年の営業額は30億円を超えたという。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年2月28日