中国移動の5G実験網 雄安新区の30基地局が開通

人民網日本語版 2019年03月18日15:50

今月15日、中国移動通信(チャイナ・モバイル)の5G実験網の基地局30ヶ所が雄安新区で正式に開通した。基地局は雄安市民サービスセンター、白洋淀高速鉄道駅、京雄都市間鉄道雄安駅施工エリア、安新白洋淀観光エリアなどの地域に分布し、5Gネットワークがこれらの地域をすでにカバーしている。「河北日報」が伝えた。

同日、中国移動通信集団河北有限公司雄安新区分公司が河北省保定市の容城恵友広場に体験エリアを開設し、雄安新区の人々に向けて5Gを利用した高精細動画や下りの通信速度などさまざまな業務応用シーンのデモンストレーションを行った。デモの責任者によると、「5Gは4Gより速い速度、高い安定性、高い信頼性、低遅延などの特徴があり、ユーザーに自動運転、4Kの高精細動画鑑賞、オンラインの拡張現実(AR)・仮想現実(VR)、クラウドオフィスなどこれまでにない新しい体験を提供するものとなる」という。同分公司は今後、5Gカバーエリアで『5Gは雄安に行き渡る』をテーマとするシリーズのイベントを行い、5Gに関する知識を広く普及させ、5Gによるネット接続の無料体験サービスを提供した。

中国移動の5Gネットワーク建設・応用モデルプロジェクトはこのほど国家発展改革委員会の承認を受けた。北京市、天津市、雄安新区など12ヶ所に、基地局500ヶ所を擁する5Gモデルネットワークを張り巡らし、モバイルブロードバンドの強化、低遅延・高信頼性、大規模接続・広範囲カバーの実現に向けて、5G業務の応用モデルを展開するという。

中国移動は今後、動画エンターテインメント、スマート交通、ドローンなどの分野で、5Gと連動した革新的応用を展開し、5Gの商用化プロセスを加速し、関連産業の急速発展を促進・牽引していく。また5Gと人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、情報セキュリティの革新的融合を実現し、工業、エネルギー、農業、交通、サービス、文化、教育、観光、スポーツなど多くの産業をカバーするスマート5Gネットワークを建設し、スマート生活サービスシステムを構築し、産業のモデル転換・高度化とデジタル経済の発展を後押しするという。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年3月18日

  

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