モバイル・ワールド・コングレス2019(MWC 2019)が現地時間25日、スペインのバルセロナで開幕した。第5世代移動通信システム(5G)が今大会最大の話題になっている。雲洲智能がエリクソン、中国移動(チャイナ・モバイル)と共同開発した5G無人船も会場で公開され、注目を集めた。科技日報が伝えた。
展示エリアを訪れた来場者は、会場の外の水に浮かぶ雲洲5G無人船に自動運転命令を出したり、操作台を通じ無人船を遠隔操作することができ、そして会場の大型ディスプレイで無人船の航行状況をリアルタイムで見ることができた。それを見ようと、多くの来場者が集まった。
雲洲智能の関係責任者によると、現場で展示されている雲洲5G無人船には高画質カメラ、水質サンプリング設備、オンライン検査測定装置などの設備が搭載されている。海域の情報を収集し、水質分布図を自動的に作成し、サンプリング報告書及び検査測定報告書を作ることができる。超高速、特大容量、低遅延という5G通信技術の3つの明らかな優位性を利用し、海域の水質モニタリングセンサーおよび遠隔操作するロボットアーム汚染水サンプリング設備を補助とすることで、雲洲5G無人船は海域情報の高画質映像リアルタイム伝送、VRバックエンド表示、水質モニタリング、無人船遠隔操作、自動運転を実現することができる。従来の水文測量、水質サンプリング・モニタリング、パイプ検査、環境法執行パトロールなどの水の生態環境モニタリング・監督管理モデルを徹底的に変えることになる。水の環境モニタリング・ガバナンスの無人化とスマート化を実現し、データの正確性を効果的に高め、コストを削減し、作業効率を高めることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月27日