中国・欧州関係の発展に新たな原動力

人民網日本語版 2019年03月26日14:17

習近平国家主席は今年初の外遊で、イタリア、モナコ、フランスとの実務協力の質的向上と高度化に尽力し、中国と欧州が共に世界平和の建設者、世界の発展への貢献者、国際秩序の擁護者であることを実務的行動によって示し、中国・欧州関係の発展に新しい強靱な原動力を与え、多国間主義の維持にプラスのエネルギーを注入した。

習主席は今年初の外遊で、一段と戦略的な意思疎通を強化し、中国・欧州関係の健全で安定した発展を後押しするという真摯な意向を表明し、多国間主義を守り、保護主義と一国主義に反対するという中国と欧州の一致した立場を示し、中国と欧州の実務協力をさらに広げ、さらに深めた。これは中国と欧州の包括的な戦略的パートナーシップの持続的深化にとって重要な意義を持つ。

国際関係の基本準則を共に遵守し、中国・欧州関係の長期安定的発展のために国際協力の基礎を固めた。人類社会は共通の試練と危険に直面するほど、戦略的な揺るぎなさと長期的視点で、国連憲章の趣旨と原則を礎とする国際関係の基本原則を断固として守り、国連を中心とする国際体制を守り、国際法及び一致して認められた国際関係の準則を尊重し、国連憲章を尊重する必要がある。国際問題において多国間主義を堅持し、国連と国際問題における意思疎通と調整と相互支持を強化する必要がある。

貿易ルールを共に遵守し、中国・欧州関係の長期安定的発展のために経済発展の基礎を固めた。現在、国際情勢は不安定要因と不確定要因が増加し、一国主義、保護主義、反グローバリズムが台頭している。世界の多極化、経済のグローバル化という歴史の大勢に順応し、開放型世界経済の構築を推進するには、人類の直面する試練への対処で協力し続け、いかなる形の保護主義、一国主義にも反対し続け、強固で開放的かつ包摂的な世界経済を守る必要がある。貿易と投資の自由化及び円滑化を促進し続け、世界貿易機関(WTO)の核心的地位を維持し、WTOに必要な改革を進め、ルールを基礎とする、透明、平等、非差別的、オープン、包摂的、ウィンウィンの多角的貿易体制を整える必要がある。

中国と欧州の4大パートナーシップの深化に尽力し、中国・欧州関係の長期安定的発展のために戦略面の相互信頼の基礎を固めた。平和、成長、改革、文明という中国と欧州の4大パートナーシップを深化し、中国と欧州の包括的な戦略的パートナーシップを発展させるには、開拓・革新と開放・包摂の思考で、経済・貿易・コネクティビティ分野でより緊密なアジア欧州パートナーシップの構築を推進し、さらに多くの実務協力を行い、世界と地域の平和・安定・繁栄を維持する必要がある。中国は欧州統合のプロセスを断固として支持し、EUの団結と強大化を断固として支持し、国際問題において欧州がより重要な役割を発揮することを断固として支持する。

新たな多国間協力のプラットフォームを共に築き、中国・欧州関係の長期安定的発展のためにさらに広大な新たな空間を開拓した。「一帯一路」は日増しに広く歓迎される世界の公共財となっている。中国とイタリアは「一帯一路」建設の共同推進に関する覚書に調印し、各分野の互恵協力を推進する。中国は「一帯一路」共同建設国際協力へのモナコの積極的な参加を歓迎する。フランスは「一帯一路」イニシアティブを注視し、重視しており、中仏は「一帯一路」共同建設及び第三国協力に関する既定の事業の早期実行と成果取得を後押しする。これらはいずれも、中国と欧州の共通利益のパイを大きくし、共同繁栄へと向かい、中国と欧州の人々により良く幸福をもたらす助けとなる。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年3月26日

  

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