グリーン発展の「一帯一路」 友人の輪がますます広がる

人民網日本語版 2019年04月18日16:40
グリーン発展の「一帯一路」 友人の輪がますます広がる
ケニアのモンバサ-ナイロビ鉄道のナイロビ南駅では、中国式の制服を着た現地の鉄道乗務員4人が、カメラを向けると自信に満ちた笑顔で答えてくれた。(撮影:呂強)

米国のCNNの旅行チャンネルが昨年末、視聴者に向けてケニア観光のベスト20プランを紹介した。「モンバサ-ナイロビ鉄道に乗る」が5位に入っていた。

同鉄道では野生動物の移動ルートを確保するため、大型動物通路14ヶ所が設計・建設された。一番背の高いキリンも安全に通り抜けることができるという。中国企業が建設を請け負い、全線にわたって中国標準が採用された同鉄道には、あらゆる部分にグリーンの理念が体現されている。

「一帯一路」(the Belt and Road)は経済繁栄の道であるだけでなく、グリーン発展の道でもある。習近平国家主席は第1回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムで、生態環境保護のビッグデータサービスプラットフォームを構築し、「一帯一路」グリーン発展国際連盟を発足させることを提案した。

生態環境部(省)の李幹傑部長はこの連盟に役割について、「開放的、包摂的、自主的な国際協力ネットワークを構築し、グリーン発展の理念を『一帯一路』建設に融合し、国際的共通認識をさらに結集して、『一帯一路』沿線国が国連の持続可能な開発のための2030アジェンダを実施するよう促進することにある」と説明した。

習主席の提案の後、これまでに100を超える機関が同連盟の協力パートナーに確定した。このうち60数機関は「一帯一路」沿線国の政府機関、国際機関、国際NGO、多国籍企業などだ。

米国の環境保護基金の張建宇副代表は、「世界の共通認識と知恵を結集し、各方面の利益関係を調整して共同発展を遂げる。世界各国は新たな方法を探って差し迫った環境問題を解決しようとしており、この連盟は参加者が手を取り合って行動し、持続可能な発展理念を実施するよう促す」と述べた。

ここ2年ほど、同連盟は政策の対話とコミュニケーション、環境の知識と情報、グリーン技術の交流・移転という3大プラットフォームの構築に力を入れている。2年に1回行われる「一帯一路」グリーン発展政策対話会や専門テーマに基づくパートナーシップイベントなどを通じて、協力パートナー同士が経験を共有し合い、積極的な協力を模索してきた。生態環境部対外協力・交流センターの周国梅副センター長は、「目下、国際社会が注目する環境の重点的議題はこの連盟が初期に確定した専門テーマでもある。連盟は必要に応じて専門テーマのパートナーシップを構築するとともに、このパートナーシップを基本的媒介役として協力プロジェクトを実施している」と説明した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年4月18日

  

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