「令和」時代に入った日本 中日関係の行方は? (2)

人民網日本語版 2019年05月06日10:58

王毅国務委員兼外交部長(外相)は今年の全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)記者会見で日本人記者の質問に答えた際「互いの努力を通じて、政治的基礎をしっかりと固め、互恵協力を深め、民間友好を増進すれば、中日関係は安定的発展期に入り、各分野の交流は活発化し、上層部交流も自ずとうまくいくものと信じる。中国側は日本側が約束を順守し、中日関係の大局をしっかりと守ることを希望する」と表明した。

■両国関係は回復したが依然試練も

上層部関係が回復してきたため、中日両国は少なからぬ問題で多少自制し、意思疎通と交流を強化している。回復の兆しはあるものの、中日間には少なからぬ敏感な問題や争いが存在する。

また、日本側には最近、新たな動きが少なからずある。昨年12月18日、日本政府は新たな「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」を閣議決定した。2015年の「安保法」可決後初の防衛計画の大綱の見直しであり、冷戦思考で地域の安全保障情勢を憶測し、いわゆる「中国の脅威」を煽り立て、軍備拡張の口実を作った。

中日両国は引っ越すことのできない隣人であり、世界的に決定的な影響力を持つ大国でもある。従って、中日関係を良くすることは、両国民だけでなく世界にも幸福をもたらす。国交正常化以来、中日関係は困難や曲折を幾度も経ながら前進してきた。新時代の中日関係が安定的に遠くまで前進し、さらに上の段階へ上がることを信じるに足る理由がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年5月6日

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