外交部、いかなる中露離間策も思い通りにならない

人民網日本語版 2019年06月13日16:29
外交部、いかなる中露離間策も思い通りにならない

中国外交部(外務省)の耿爽報道官は12日の定例記者会見で「中露は共に一国主義、保護主義、いじめ行為に断固反対しており、いかなる中露離間策も思い通りにはならない」と述べた。中国新聞社が伝えた。

【記者】ロシアのプーチン大統領がサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで、「中米貿易戦争をどう見るか」との質問に「虎が山中で殴り合いの喧嘩をしている時、聡明な猿はそれがどう終わるか座って見ている」との中国のことわざを引用したとの報道について、コメントは。

【耿報道官】一部メディアの報道を目にした。こうしたメディアには、プーチン大統領の回答の全文を真剣に見て、映像を全部見てみるよう提案したい。都合の良い部分だけ切り取って引用してはならない。

プーチン大統領は質問に答える際、まず「山上に座して虎の闘いを眺める」という中国のことわざを引用したが、すぐにまた「全ては変化している。中国のことわざの描く状況にも変化が生じた。米国は常に自由貿易と世界経済の民主主義の原則を標榜しているが、競争相手の実力が強まるに従い、関税戦争の発動など様々な規制を設けている。これは世界経済を損なう。ロシア側は公正で民主的な貿易ルールのために空間を勝ち取る」と述べた。これこそが、中米経済貿易摩擦に対するプーチン大統領とロシア側の本当の姿勢だ。

中露は共に一国主義、保護主義、いじめ行為に断固反対している。習主席は先日の訪露時にプーチン大統領と複雑で変化に富む現在の国際情勢について踏み込んだ意見交換を行い、重要な共通認識にいたった。双方は包括的・戦略的協力をさらに深め、引き続き開放型世界経済の構築に努力し、多角的貿易体制を後押しし、国連中心の国際体制、国際法に基づく国際秩序を維持することで合意した。いかなる中露離間策も思い通りにはならない。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年6月13日

  

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