中国大陸部の海外帰国者の収入がアジアその他地区出身者上回る調査結果

人民網日本語版 2019年08月01日11:28

グローバル人材紹介企業「ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント」が7月31日に発表した「2019年アジア海外帰国者に関するヘイズ研究報告」(以下、「報告」)から、中国大陸部出身の海外帰国者は、アジアのその他地区出身の海外帰国者に比べ、より高い収入を得ているという事実が判明した。中国新聞網が伝えた。

ヘイズがこの研究報告を発表したのは、6年ぶりとなった。今回の調査によると、回答者2075人(うち476人は中国大陸部出身者)のうち58%は、「帰国して就職する決心を促した主な原因は家族」と答えた。

アジアの他の国や地域と比べ、中国大陸部の企業は、「新たに帰国した」ばかりの海外留学生を採用する意欲がより高かった。「報告」によると、大陸部の人材募集企業のうち68%は、「卒業後1年以内の海外帰国者を1人以上雇用した経験がある」と答え、アジアの平均値(54%)を上回った。

また、「報告」から、海外帰国者に対する大陸部企業の満足度がかなり高いことが明らかになった。大陸部企業の63%が、「海外帰国者に対して満足している」と答え、87%もの企業が、「パートナー企業に海外帰国人材を雇用するよう提案したい」とした。

中国大陸部企業であれ、海外帰国者本人であれ、いずれも、「故郷に戻った人材の職場での最大の優位性は、言語とコミュニケーション能力、異文化意識、ビジネスにおける各種視点にある」と認識していた。

ヘイズ大中華区のSimon Lance執行総裁は、「中国大陸部の企業は、海外帰国者を、より手厚い待遇で迎え入れることを望んでいる。このような傾向は、彼らのオープンマインドを示すものであり、成長が進みより開放されている中国経済が必要としていることは疑いの余地がない」とコメントした。

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