英国の大学2校による最新の共同研究によると、ワインを1本飲むことによる発がんリスクはタバコ10本分に相当するという。
サウサンプトン大学とバンガー大学による共同研究チームは、英国がん研究機構と英国国家統計局の公式データに基づき、喫煙と飲酒による死亡リスクを比較・分析した。その結果によると、ワインを毎週1本飲む場合の男性の発がんリスクは1%で、毎週5本の喫煙に相当する。それに対して、女性の発がんリスクは1.4%で10本の喫煙に相当する。毎週3本(飲酒推奨量の2倍以上)の場合、男性の発がんリスクは1.9%で8本の喫煙に相当するのに対して、女性の発がんリスクは3.6%で23本の喫煙に相当する。
同研究の責任者テレサ・ハイデス博士によると、過度の飲酒により口腔がん、咽頭がん、腸がん、肝臓がん、乳がんなど多種類のがんのリスクが生じる。うち男性は胃腸がん、女性は乳がんに最もなりやすい。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年6月13日