河南省の文化財当局が11日に発表した情報によると、このほど同省周口市項城で各種の墓31基が発掘され、大量の文化財が出土した。うち唐の墓から発掘された壺には半分の酒が入っていた。中国新聞社が伝えた。
河南省文物局が同日発表した考古情報によると、項城1期プロジェクトに合わせて行われた文化財調査により、一群の古代文化遺跡が発見された。今回は各種の墓31基、古窯跡2基、灰坑穴4カ所、古い井戸4基が見つかった。出土した各種文化財は250点以上。
周口市文物考古研究所の職員である焦華中氏によると、今回発掘された墓は主に戦国、後漢、唐・宋の3つの時代に分かれる。出土した文化財は陶器が中心的で、少数の銅器があった。陶器は陶缶、陶壺、陶豆、高柄壺、陶盤、陶勺、陶匜などだった。銅器は戈、剣が中心だった。
唐の墓からは黄釉四系缶、黄釉三釉系缶、三彩盤、三彩鉢、鉄釜、鉄剪、陶盞、陶碗、陶盆、陶紡輪が出土した。うち黄釉四系缶には液体が入っており、初期段階で酒と分析されている。焦氏によると、項城で唐の「酒」が見つかったのはこれが初めてだ。現場の職員によると、積み分ける際に、この正体不明の液体から酒の匂いがしたという。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年9月18日