李克強総理が訪露開始 新時代の中露関係を活性化

人民網日本語版 2019年09月17日10:40

李克強総理は16日、サンクトペテルブルクへ出発し、3日間の訪露日程に入った。中国新聞社が伝えた。

李総理はサンクトペテルブルクでメドベージェフ首相と中露定期首相会談の枠組で少人数会談と拡大会談を行い、「第24回中露首相定期会談共同声明」に署名し、調印式及び共同記者会見に出席する。李総理はモスクワでプーチン大統領とも会談する。

「両国関係が新時代に入ってから初の首相訪問であり、両国の戦略的意思疎通の増進においても、実務協力の推進においても、今回の訪問には戦略的価値がある。最重要任務は今年6月の中露首脳会談の成果の具体化を推進し、新時代における両国関係の新たな行動を示すことにある」と、中国社会科学院学部委員、中国辺疆研究所の邢広程所長は指摘する。

邢氏は「ここしばらく、中露は西側諸国による中露両国への内政干渉について頻繁にメッセージを対外発信し、相互支持を強化してきた。これはまさに、双方が重大な問題において互いに見守り助け合い、『背中合わせ』の戦略的協力を強化していることの現れであり、新時代における中露包括的・戦略的協力パートナーシップ発展のあるべき筋道でもある」とする。

邢氏は今回の訪問で、両国は引き続き互いの主権・安全・発展等に関わる重大な問題において意思疎通を強化し、グローバル・ガバナンスの整備、一国主義への反対、貿易と投資の自由化への支持等比較的訴えの一致する分野で声を上げることを含めて共通利益を守り、戦略的協力を強化すると予想する。

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