崔天凱駐米大使「中米は溝をコントロールし、協力を拡大すべき」 (2)

人民網日本語版 2019年09月19日16:15

「現在の中米関係における問題の根本的原因は、米側の対中認識に偏りが生じたことにある」「中華人民共和国成立後の70年間、特に改革開放後の40年間で、中国には世界の注目を集める変化が生じ、大きな発展を遂げた。だが中国は依然途上国であり、世界の覇権を狙うことではなく、国民生活の改善を発展目標としている」と述べた。

崔大使は「米国が誤った認識に基づき中国を戦略的なライバルさらには敵と見なすのは、極めて危険で無責任なことだ。台湾問題においてしばしばレッドラインに触れ、対中通商摩擦を仕掛け、エスカレートさせる、また中米の『切り離し』を喧伝するといった米国の現在の対中政策は、米国に利益をもたらすものではない」と指摘。

「中米間に摩擦や溝があるのは正常なことだが、差異や溝を対立や衝突を起こす理由にすべきではない」と述べ、「中米関係の健全な発展は世界の安定と繁栄にとって重大な意義を持つ。核拡散、テロ、気候変動、自然災害、人工知能(AI)のもたらすチャンスと試練など多くの世界的問題への対処は、いずれも国際協力、特に中米協力を必要とする」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年9月19日

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