国際宇宙会議の中国欠席の原因 米国のゼロサム思考を露呈

人民網日本語版 2019年10月24日13:17

21日に米ワシントンで撮影した第70回IAC会場(新華社・周舟記者撮影)

米ワシントンで21日開幕した国際宇宙会議(IAC)では、「中国はどこに行ったのか?」が、思いがけないことに宇宙関係者数千人が最も答えを知りたい問題となった。他の5か国の宇宙機関トップと共に第1回全体会合に出席する予定だった中国国家航天局の呉艶華副局長が姿を現わさなかったことが原因だ。新華社が伝えた。

携帯電話による投票を通じて、会場の聴衆はこの「尋ね人広告」をメイン会場大型スクリーンのトップに掲載した。そして各方面の情報によると、米国ビザの発給を妨げられたことが、中国代表「欠席」の本当の原因だ。

ここしばらく、米国は渡米する中国の科学技術者へのビザ発給の拒否、ビザ申請の引き延ばし、長期滞在ビザの取り消しなどの措置を講じ続けてきた。活動当日にようやくビザを取得でき、日程に重大な影響が生じた人も少なくない。

米国の同様の手法はロシアの抗議も招いている。国連総会ではロシアの外交関係者複数にビザを発給しなかったため、ロシアは米国の非友好的なビザ政策に抗議して、国連総会第1委員会をニューヨーク以外で開くことを提案した。

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