日本の北海道美瑛町でこのほど、「青い池」のライトアップが始まった。冬に入り、夜間にライトアップで照らされた青い池は、まばたきするのも惜しいほどの美しさを見せている。
青い池は北海道美瑛町にある有名な観光スポットで、季節を問わず多くの観光客が美しい景色を鑑賞しに訪れる。この池は、地元の人が十勝岳の火山泥流災害を防ぐために堰堤を建設した際にできた人造池だ。1988年12月に十勝岳が爆発し、地元自治体はこの川の上流に堰堤を建設することを決定。その結果、せき止められた川の水が林に溜まり、この池ができた。青い水だけでなく、水面から伸びる立ち枯れた樹木も驚嘆を誘う景観だ。池の水の色はずっと変化しないのではなく、季節や見る角度によって変わる。ある特定の角度と光線の下で見ると、池の水は緑色に見える。この不思議な現象にはまだ科学的な解釈がなされていない。水中に含まれる高濃度の水酸化アルミニウムが原因だという説もある。水中のミネラルによって、水が地球の大気層のような不思議な色に見えるが、もちろん水自体の色は無色だ。 (編集AK)
「人民網日本語版」2019年11月6日