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5G商用化がスタート 巨大市場の幕が開く

人民網日本語版 2019年11月04日10:59

中国は5G商用化の時代へ正式に足を踏み入れた。10月31日に行われた2019年中国国際情報通信展覧会の開幕式で、工業・情報化部(省)と中国電信、中国聯通、中国移動、中国鉄塔の4社は共同で5G商用化のスタートを宣言した。各社の5G商用化料金プランは11月1日から公開される。「経済参考報」が伝えた。

同部の陳肇雄副部長は、「5G商用化が正式にスタートし、年末までに5G基地局13万ヶ所が開通する見込みだ。5G開通都市の第1弾リストには北京、上海、広州、深セン、杭州、南京、天津など50都市が並び、来年には開通都市は340都市を超えるだろう」と述べた。中国聯通の王暁初会長は、「これまでに中国聯通と中国電信で24省・直轄市に5G共同建設共有基地局を開通した。通信速度について言えば、最新のテストデータによると、この基地局の5Gネットワークのピーク速度は2.5Gpbsに達する」と述べた。

価格をみると、5G料金プランは最低価格が月額128元(1元は約15.3円)からで、通信速度とトラフィックによって価格も変わる。コンサルティング会社・賽迪顧問の情報通信産業研究センターの李朕アナリストは、「これまでの4Gと比較すると、現在の5G料金プランに含まれるトラフィック量はかなり増えており、定額方式はこれまでのトラフィック定額方式から通信速度定額方式に変わり、通信速度ごとに料金が設定された」と説明した。

5Gは通信速度が速くなっただけでなく、3大キャリアは5Gの応用も打ち出した。中国移動は50シーンに焦点を当て、5Gの個人利用者向けに全シーン没入型の新しい見方、新しい聴き方、新しい遊び方、新しい操作の仕方、新しい使い方の「5新」サービス体験を打ち出した。中国電信は仮想現実(VR)/拡張現実(AR)、クラウドゲーム、超高精細動画、クラウドコンピューティングなどの5Gならではの応用を打ち出した。中国聯通の5Gユーザーは専属会員サービスを利用でき、VR、4K超高精細、AR、リングバックトーン動画といった5G動画サービス、沃閲読や沃音楽などの電子ブックサービスや音楽配信サービスを利用できるほか、購入時に優遇割引サービスも適用される。

中国科学技術発展戦略研究院科学技術・社会発展研究所の黄磊エンジニアは、「5G商用化は4G時代のデータ応用モデルを破壊し、またより多くの破壊的技術の登場がデータ通信の基礎を固めることになる。5G技術の商用化応用が実現すれば、人類社会はデータ駆動時代の重要な一里塚に到達することになる。一方で、5G商用化は既存の膨大な各種データ資源の整備・利用の効率を大幅に向上させ、さまざまな応用の観点と主体によるデータ価値の統合の実現にプラスになる。また一方で、5G商用化はデータ資源を駆動力とするより多くの応用シーンを生み出し、次世代の人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、ブロックチェーンなど関連技術の整備と発展の加速にプラスになる」と述べた。

達龍雲電脳の創業者で最高経営責任者(CEO)の倪海生氏は、「さきの5Gライセンス発行にともない、モノのインターネット(IoT)は初期段階の規模を備えるようになり、5G商用化は今まさに舞台に上がろうと一歩ずつ前に進んでいる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年11月4日

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