国防部(国防省)の任国強報道官が28日の定例記者会見で国内外の記者の質問に答えた。新華社が伝えた。
中国人民解放軍香港駐留部隊が先日軍営から出てきて、九龍塘聯福道一帯で路上障害物を撤去したことへの評価を問われた任報道官は「香港駐留部隊は『自発的ボランティア』の形で路上障害物の片付けに参加した。これは人民に奉仕する社会公益活動であり、『駐軍法』及び『一国二制度』原則に違反する問題は存在しない。これは香港駐留部隊が長年実施してきた植樹ボランティア、無償献血、高齢者慰問・園児訪問などの活動の延長線上にあり、いずれも香港駐留部隊将兵の香港市民に対する気遣いと深い愛の表れだ」と表明。
「香港情勢に関して、習近平国家主席は14日に重要談話を発表し、香港における暴力・混乱制止の取り組みに対して中央政府の最も強い声を発し、香港情勢を安定させるための方向性と道筋を指し示した。香港駐留部隊はいつでも党中央と中央軍事委員会の指揮に従う。香港駐留部隊には基本法と『駐軍法』によって与えられた職責と使命をしっかりと履行し、国家の主権・安全・発展上の利益を守り、香港の長期的な繁栄と安定を守る決意と自信と能力がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年11月29日