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現在の米国とイランの対立の激化、中東・湾岸情勢の緊張のエスカレートについて、中国の張軍国連大使は米ニューヨークの国連本部で報道陣に「鋭意注視している。中東・湾岸情勢がエスカレートし、制御不能になるのを防ぐことが喫緊の課題だ」と表明した。中国新聞社が伝えた。
張大使は「中国側は安保理常任理事国として、現在このために積極的に外交行動を繰り広げている。すでに王毅国務委員兼外交部長(外相)がロシアのラブロフ外相、フランスのルドリアン外相、イランのザリーフ外相と電話会談して、地域の平和と安定を守るべく尽力している。中国側は国際関係における武力の乱用に反対する。米国の一方的な軍事的冒険行為は国際関係の基本準則に背くものであり、地域情勢の緊張を激化させた。我々は武力を乱用しないよう米側に促し、自制を保ち、対話によって問題を解決するよう各者に呼びかける。これと同時に、イラクの主権・独立・統一と領土的一体性は尊重されるべきだ」と表明。
「安保理は国際平和・安全を守るうえで最も重要な責任を負う。安保理を含む国際社会は現在の情勢を緩和するために努力を払うべきだ。我々は、すでにイランの国連大使が、米側の行動に細心の注意を払い、かつ責任を担うよう安保理に求める書簡を安保理議長に送ったことに注意を払っている。中国側はこれについて各者と緊密な意思疎通を保ち、公正で客観的な立場を堅持し、国際法と公平・正義を守り、中東・湾岸地域の平和と安定を守りたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年1月8日
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