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好き嫌い分かれる豚の腸、中国人のこだわり尽きず (2)

人民網日本語版 2020年06月18日09:34

肥腸粉(豚腸入りサツマイモ春雨)(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。

大腸の料理として最も広く知られているのが、四川省江油市の代名詞にもなっている「江油肥腸(豚の腸のピリ辛煮込み、紅焼肥腸の別名)」で、主に大腸を使って作る。江油市では、つやつやと輝くようなこの紅焼肥腸に一膳のご飯、そして小口ネギと生姜のみじん切りで味を調えた酸味のあるスープが、定番の朝ご飯だ。

豚の腸料理を出す肥腸店の多くは朝から昼までしか営業しない店が多いが、四川省ではどの街を歩いても蘸水肥腸(つけダレで食べる豚の腸)や芋兒肥腸(里芋と豚の腸料理)、豆花肥腸(すくい豆腐と豚の腸のピリ辛煮込み)、血旺肥腸(血豆腐と豚の腸料理)といった様々なメニューを目にすることができる。通りにある小さな食堂でもそれぞれ特色ある豚の腸料理を味わうことができるが、大通りから横丁まで至るところに店を構えている「肥腸粉(豚の腸のピリ辛春雨ヌードル)」の店ならば、なおさら言うまでもない。 

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