米国のWHO脱退は一国主義の新たな例証

人民網日本語版 2020年07月09日10:33
米国のWHO脱退は一国主義の新たな例証

米国が世界保健機関(WHO)を脱退する手続きに入ったことに、外交部(外務省)の趙立堅報道官は8日の定例記者会見で「これは米国が一国主義を遂行し、約束を反故にし、グループを脱退するまた新たな例証だ。中国側は米側に対して、尽くすべき国際的な責任と義務を履行し、大国としてのしかるべき責任感を示すよう促す」と述べた。

趙報道官は「世界の公衆衛生上の安全における最も権威ある、最も専門的な国際機関であるWHOは新型コロナウイルス感染症への対策において不可欠かつ中心的な調整の役割を発揮している。現在、感染症と世界の闘いは正念場にある。WHOを支持することは感染症との闘いにおける国際協力を支持し、命を救うことを支持することであり、これは国際社会の広範な共通認識だ。米国のこのやり方は感染症との闘いにおける国際的な努力を破壊するものであり、特に国際的な支持を急いで必要とする途上国に深刻な悪影響をもたらす」と指摘した。

また「我々は米側に対して、尽くすべき国際的な責任と義務を履行し、大国としてのしかるべき責任感を示すよう促す。国際社会に対しても、多国間主義という共通認識を一層形成し、WHOへの支持と投入を強化し、世界の公衆衛生上の安全を共に守るよう呼びかける」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年7月9日

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