国防部(国防省)の呉謙報道官は25日、中国側が演習のため設定した飛行禁止区域への米軍機の侵入について、挑発行動を即時停止し、地域の平和と安定を実際の行動によって維持するよう米側に要求する談話を発表した。新華社が伝えた。
呉報道官は「中国人民解放軍北部戦区が実弾演習のため設定した飛行禁止区域に本日、米軍の高高度偵察機U-2が無断で侵入した。これは中国側の正常な演習・訓練活動への重大な妨害、海空における安全のための中米の行動規則、及び関係する国際的慣例への重大な違反であり、誤解や誤った判断を極めて引き起こし易く、海空で不測の事態を招くことさえある、あからさまな挑発行動だ。中国側はこれに断固反対し、すでに米側に厳正な申し入れを行った。中国側は米側に対して、こうした挑発行動を直ちに止め、地域の平和と安定を実際の行動によって維持するよう米側に要求する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年8月26日