コロナとの戦いで活躍した中医薬を絵画作品に

人民網日本語版 2020年09月23日10:13
コロナとの戦いで活躍した中医薬を絵画作品に
作品「清肺排毒湯組画」 (写真は国家中医薬局から提供)

「本草の真髄を描き中医学の国粋を発揚――『清肺排毒湯組画』董希源創作展」が21日、中国政協文史館で始まった。今回展示される42枚の「清肺排毒湯組画」は、有名画家の董希源氏が描いたものだ。新型コロナウイルスとの戦いで重要な力を発揮した中医薬が、有名画家によって一連の作品にされたのは今回が初めてだ。中国新聞網が伝えた。

中国美術家協会分党組書記、駐協会副主席の徐里氏は「董希源氏が5ヶ月近くかけて描き上げた『清肺排毒湯組画』国画作品は、中医薬及び中国画という2大国粋を初めて融合させる有益な試みだ。国内で初めて中国美術家協会の画家が新型コロナとの戦いで重要な力を発揮した伝統的な中医薬を描いた。伝統的な中国画という芸術形式により伝統的な中医薬を描き、記録した。芸術家の強い使命感と社会的責任感を十分に示した」と述べた。

説明によると、清肺排毒湯は中医学の古文書「傷寒雑病論」の多くの伝統的な方剤を融合し革新したもので、中国第6−8版新型コロナ治療プランに導入され、唯一の各種新型コロナウイルス汎用治療方剤として使用が推薦された。系統的な研究が最も早く展開された、臨床使用範囲が最も広い方剤だ。また湖北省と武漢市で最も多く使用された方剤であり、新型コロナとの戦いの国際支援で最も多く使用された方剤でもある。中国の感染症との戦いの武器であり、世界の感染症との戦いにも貢献した。

董希源氏は清肺排毒湯を創作のテーマとし42枚の「清肺排毒湯組画」を創作。そして処方に含まれる21種類の中薬の薬材の状態と製品の状態を描いた。董希源氏は、「今回の創作は芸術のためだけではなく、中医薬の全社会での普及を願ったもの。また革新的発展を伝承し、中国人画家として出来る限りの貢献をした」と語った。

情報によると、この絵画展は9月30日まで開催される。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年9月23日

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