一千年以上の歴史を誇る宣紙(本画仙紙)は、腐りにくく、変色せず、虫食いも少なく、非常に長持ちするため、「中国の宝」、「紙寿千年」など称されている。新華網が報じた。
宣紙の伝統的な製法は、2006年に中国の第一陣の国家級無形文化遺産リストに登録され、2009年には、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」にも登録された。
宣紙の発祥の地である安徽省涇県では、生産が最も盛んだった明・清の時代の製法がずっと受け継がれ、今でも紙漉、天日干し、裁断などの100以上の工程を手作業で行っている。その製作には少なくとも1年を要する。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年5月19日