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焼き芋を売る金髪女性、ある米国人姉妹の「中国の夢」

人民網日本語版 2020年11月27日14:08
焼き芋を売る金髪女性、ある米国人姉妹の「中国の夢」

金髪のイアナさんは米国国籍だが、小さい頃から遼寧省瀋陽市で育った。彼女と4歳下の妹は、母親とサツマイモをきっかけとして、この土地と非常に深い縁を結ぶこととなった。

科爾沁(ホルチン)沙地の東南端にある瀋陽市康平県十家子村は、かつては貧困村として有名だった。今から17年前、イアナさんの母親のスーザンさんは、米ノースカロライナ州から同村にやって来た。ボランティアとして村に住む貧困学生に対して出資・支援を行うために同村に根を下ろしたスーザンさんと村民たちは、深い絆で結ばれるようになった。

そのため、瀋陽で成長したイアナさん姉妹も「康平サツマイモ」には特別の思いを抱いていた。十家子村のサツマイモは甘くもっちりした食感で、姉妹は村にやって来るたびに、必ずこのサツマイモを持ち帰り、味わったものだった。

今から3年前、村の幹部は、すでに「ネット有名人」になっていたイアナさん姉妹と連絡を取り、「康平サツマイモ」のイメージガールになって欲しいと2人に依頼した。

そこで、冬の瀋陽の冷たい雨が降る中、2人の姉妹は「焼き芋」の屋台をオープンした。

イアナさん姉妹は1人は焼き芋の重さを計り、もう1人は代金を受け取りと、忙しくも楽しく働いた。「多分、見かけは地元の人たちと全然違うけど、話す言葉は瀋陽っ子そのものだったからだと思う。屋台の焼き芋は飛ぶように売れた」とイアナさんはその日のことを振り返った。

「道端での初売り」が大成功に終わった後、姉妹は「焼き芋」売りにいっそう力を入れるようになった。ネットユーザーを連れてサツマイモを掘りに出かけたり、サツマイモを焼き、屋台を出したりした。2人は、「私たちの夢は、ネットワークによる販路開拓によって農民を支援することだ。地元の農産品を国内外で売りたい」と話す。

「康平サツマイモ」は、現在、電子商取引プラットフォームという「急行列車」に乗り、17省(自治区・直轄市)での販売が実現し、十家子村の村民の貧困からの脱却をサポートしている。(編集KM)

「人民網日本語版」 2020年11月27日

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