新型コロナは世界各地に分布、武漢で発見されただけ=WHO

人民網日本語版 2020年11月26日10:58

世界保健機関(WHO)は公式サイトで23日、同日の新型コロナウイルス関連定例記者会見の動画を公開した。WHOの緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏はその席上、新型コロナウイルスは早くから世界各地で、異なる時期に人々に感染していた可能性が高いと述べた。

ロシア・スプートニクの情報によると、ライアン氏は同日の記者会見で、「世界初の感染者の特定は、すべての疫学的調査において重要だ。(新型コロナウイルスの)初の感染者は1人に留まらないかもしれない。この感染症が数種類の動物由来である可能性が高いからだ。新型コロナウイルスが当初、世界各地に分布していたことを示す情報が増え続けている。研究者は最近コウモリの体内からこのウイルスを発見したが、各地でもその他の潜在的な発生源を発見されている」と指摘した。

専門家は、「新型コロナウイルスが自然界由来であり、主な宿主がコウモリであることは間違いない」と述べた。しかしウイルスのヒトへの感染には複数の感染源があり、かつ長期的に感染が続く。ライアン氏は、「新型コロナウイルスの伝播経路がヒトか動物かは現時点では不明で、単に『このウイルスが武漢の海鮮市場で発見された』ということに過ぎない」と強調した。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年11月26日 

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