上海市の新型コロナ感染症対策記者会見で1月24日、同市黄浦区の貴西小区(コミュニティ)が中リスク地区に指定され、封鎖管理を実施していることが明らかにされた。新華網が伝えた。
封鎖管理された居住地区内の住民たちの暮らしを保障するため、コミュニティと政府、企業は交流・協力し、毎朝7時から9時まで封鎖ラインの外側に朝食キッチンカー1台を待機させ、非接触方式による販売を行い、同地区の封鎖管理処置が解除されるまでの間、住民に熱々で栄養たっぷりな朝食を提供する。
朝食キッチンカーは包子(中華まんじゅう)や卵、牛乳、トウモロコシ、その場で焼き上げた手抓餅(生地を渦巻状にして作るやわらかい薄焼きパン)といった熱々の朝食だけでなく、米や小麦粉、油といった生活必需品も販売しており、それらはすべて優待価格で販売されている。さらにこの朝食キッチンカーは毎日、封鎖管理された同地区内で働くボランティアたちにも無料の朝食を提供することで、彼らの苦労をねぎらい、その貢献に感謝の気持ちを示している。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年1月27日