
上海市の土地取引市場の公式サイトが1日に掲載した土地の譲渡公告が、広く業界の注目を集めている。この土地に参入できる産業の分類が新エネルギー自動車の完成車製造となっており、近くに米電気自動車(EV)大手のテスラのギガファクトリーがあることから、この土地はテスラの工場の再拡張に利用される可能性が極めて高いのではないかと推測されている。中国新聞網が伝えた。
明らかになった情報によると、この土地は総面積46万1142.4平方メートルで、中国(上海)自由貿易試験区臨港重装備産業区内にあり、投資額は1平方メートルあたり1万4925元(約24万6千円)を下らない。テスラが再び動き出し、新たな土地の使用権を手に入れたとみられるのは、生産能力をさらに拡充して、市場ニーズに応えるためではないかと考えられている。
2020年にテスラの世界での完成車引き渡し総台数は49万9500台に達した。人気車種の「モデル3」と「モデルY」は中国での製造がスタートして以来、供給が需要に追いつかない状態が続いている。市場のニーズに直面して、投資を拡大し、生産能力を拡充することが、テスラ上海ギガファクトリーの急務となっている。
乗用車市場情報連席会のデータによると「モデル3」の販売量は昨年12月に2万3804台に達し、通年では13万7459台になり、20年の中国新エネ車販売量の首位に輝いた。このほど上海にあるテスラの販売店を取材したところ、購入の予約は6-7月まで埋まっているということだった。
最近、「国家総合立体交通網計画綱要」がスマートコネクテッドカー、スマート化汎用航空機の応用推進を打ち出し、このことが新エネ車市場の発展をさらに活性化する可能性がある。専門の研究機関の予測では、今年の新エネ車の増加率は51%にも達するとみられ、この流れはテスラにとっては重要なチャンスであり、生産能力のさらなる向上が急がれる。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年3月2日
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