チルーの群れが最近、高原鉄道・青藏鉄道や青藏公路(国道)に設置された動物通路を通って、繫殖地である青海省可可西里(ココシリ)にある卓乃湖に向かい、1年に1度の大移動を行っている。中央テレビニュースが報じた。
チルーの大移動は、世界で最も壮観とされる三大有蹄類の移動の一つだ。毎年5月から7月にかけて、青海省の三江源自然保護区や西藏(チベット)自治区の羌塘(チャンタン)自然保護区、新疆維吾爾(ウイグル)自治区の阿爾金山自然保護区に生息するチルー数万頭が、繫殖のために可可西里に大移動する。8月になると、メスのチルーは、生まれた子供を連れて、それぞれの生息地に戻っていく。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年5月8日