成都モーターショーが29日、四川省成都市の中国西部国際博覧城で開幕した。今回は中国はもとより、ドイツ、米国、フランス、日本、韓国、合弁など130を超える中国内外の自動車ブランドが出展し、車両約1500台が出展され、展示規模は20万平方メートルに達した。「北京日報」アプリが伝えた。
昨年の前回に比べ、今回は規模と発表される新車の数がいずれも増加して、過去最高を更新した。今回は組織委員会が初めて「クラウドモーターショー」も打ち出し、消費者は淘宝(タオバオ)を通じてモーターショーのバーチャル会場に入り、クラウドで会場をめぐり新車をながめることができるようになった。
組織委の予測では、マクロ経済が安定的に好転し、地方政府による複数の措置が同時に行われて末端のニーズの開放を持続的に促し、細分化された各市場が全面的に開花する状況の中、21年全体としては自動車市場は底を打って反転上昇する。メーカーのバージョンアップの歩みも徐々に加速するとみられる。市場のフィードバックによると、新車の開発周期がこれまでの4年前後から1-3年に短縮され、モデルチェンジの周期も6-24ヶ月が4-15ヶ月になったという。
プレスデーには会場で自動車ブランドの発表会が60回以上相次いで行われ、各種のスター車種がお披露目される。そのうちBMW、メルセデス・ベンツ、アウディはそれぞれ、「BMW X3」のニューモデル、ベンツCクラスの新車、「Q2L」など中国で初めて発売する車種を出展する。ジャガーランドローバーは中国初登場の新車6車種を出展。リンカーンは限定車種の「リンカーンアビエーターMONO」と「リンカーンコルセアMONO」を出展。ドイツのチューニングブランドのLUMMAは「CLR RS」を世界で初めて発表する。
今回のモーターショーでは新エネルギー関連の出展企業の割合が引き続き上昇し、昨年は1会場だったのがさらに拡大し、過去最高を更新した。どの会場でも新エネ車の姿を見かけるようになった。蔚来、小鵬、理想、智己、Polestar(極星)、高合、極狐、嵐図、極氪、R汽車、哪吒、威馬、欧拉、賽力斯、零跑、合創などの「自動車製造の新勢力」と、従来の自動車メーカーの傘下にある新エネ車ブランドが初めて大規模に集結して、西部市場に華々しく登場した。
また今回はマセラティ、ポルシェ、ランボルギーニ、アストンマーティン、ベントレー、ロールスロイス、マクラーレン・オートモーティブ、ラグジュアリーラインのBMW、メルセデス・ベンツ、アウディ、レクサス、ボルボ、キャデラック、ジャガーランドローバーなどの超豪華ブランドがずらりと並ぶ。
このうちマセラティは「レヴァンテ」のハイブリッド新モデルを出展する。ポルシェが初めて発表する「マカン」新モデルは、新開発の4気筒ターボエンジンを搭載し、最大出力は265PS、100キロメートルまで加速するのにかかる時間は6.2秒だ。ボンバルディアは3輪バイク「MY21 スパイダー」F3リミテッド1330ccの新色ベアリーブルーを中国で初めて発表する。
今年のデラックスカー館にはバイク展示エリアも設けられ、ハーレー、ドゥカティ、KTM、インディアン、ボンバルディア、CFMOTOなど世界的に有名なバイクブランドが初めて登場する。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月31日