国務院共同対策メカニズムは27日に記者会見を行い、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制とワクチン接種の進展状況を説明した。国家衛生健康委員会の米鋒報道官兼宣伝司副司長によると、8月26日の時点で、全国で報告された新型コロナウイルスワクチンの接種回数は累計のべ20億回を超え、すべての接種プロセスを完了した人は8億8943万9千人に達した。中国は現在、今回の南京禄口国際空港から広がった感染症を効果的に抑制できているという。
同メカニズム科学研究課題攻略チームワクチン開発専門グループの鄭忠偉グループ長は、「新型コロナワクチンは今回の感染症拡大の予防・抑制において役割を果たしていると明言できる」と述べた。
追加接種(3回目の接種)の必要性について、鄭氏は「研究の結果、追加接種をすればワクチンによる保護効果は高まることがわかった」と述べた。専門家の分析では、ウイルスの流入リスクの高い税関、検疫、航空、隔離スポット、指定医療機関などの関係者、免疫機能が相対的に低い人、仕事、就学、交流などで海外の感染症高リスク地域・国家に行かなければならない人については、2回目の接種から6ヶ月後に追加接種を行えるが、今の段階ですべての人を対象に追加接種を行う必要があるかどうかは、さらに検討を進め、感染症の状況に基づいて総合的に判断する必要があるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月28日