在日本中国大使館の報道官はこのほど、日本の自民党の国会議員による台湾地区をめぐるネガティブな動きについて、中国の厳正な立場を表明した。
【質問】8月27日、日本自民党の外交部会長と国防部会長が台湾地区の民進党の関係者といわゆる「外交安全対話」を行った。中国はこれをどう見るか。
【報道官】日本の自民党の国会議員が台湾地区の民進党関係者といわゆる「外交安全対話」を行い、形を変えて公的往来を展開しようと意図し、中国の内政への粗暴な干渉を行い、一つの中国の原則と中日間の4つの政治文書の精神に著しく背き、日本がこれまで行ってきた約束に著しく背くのは、日本が台湾地区の問題で再び行ったネガティブな動きであり、「台湾独立」勢力にあやまったシグナルを送るものだ。中国はこれに対して強い不満と断固たる反対を表明し、日本に厳正な申し入れを行った。
台湾地区は中国の不可分の領土の一部だ。一つの中国の原則に挑戦することは許されない。中国は中国と国交を樹立した国が台湾地区といかなる形式の公的往来を行うことにも断固反対する。いかなる者も国家の主権と領土保全を守り抜こうとする中国国民の固い決意、堅固な意思、強大な力を過小評価してはならない。一つの中国の原則を否定し、これに挑戦するいかなるたくらみも失敗に終わる。
台湾地区の問題は中国の核心的利益にかかわるものであり、中日関係の政治的基礎にかかわるものであり、両国間の基本的な信義にかかわるものだ。台湾地区の問題を適切に処理することは中日の国交回復の前提であり基礎であり、中日共同声明をはじめとする4つの政治文書にはこのことについて明確な規定がある。一時期より、日本では台湾地区の問題で著しいネガティブな動きが相次いで起こり、両国の政治的相互信頼関係が損なわれ、中日関係のムードが悪化した。中国は日本が実際の行動によって中日間の4つの政治文書の精神を厳格に遵守し、台湾地区の問題で約束を忠実に遵守し、中国の主権、安全、発展の利益を損なういかなる形式の動きも停止し、両国関係がさらなる損害を被るのを回避するよう日本側に厳粛に促す。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月28日
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