中国1-8月の輸出入額が過去最高を更新

人民網日本語版 2021年09月13日14:08

商務部(省)が11日に明らかにしたところによると、人民元建てで計算した今年1-8月の全国の輸出入額は24兆7800億元(1元は約17.0円)、輸出額は13兆5600億元、輸入額は11兆2200億元に達して、いずれも同期の過去最高を更新した。8月の輸出入額は3兆4300億元、輸出額は1兆9千億元、輸入額は1兆5300億元で、こちらも一ヶ月あたりの過去最高を更新した。

輸出入の増加率も高い水準を維持した。1-8月の輸出入は昨年第4四半期(10-12月)以来の急成長傾向が続いた。前年同期と比較すると、輸出入額は23.7%増、輸出額は23.2%増、輸入額は24.4%増となり、いずれも10年ぶりに同期の最高を更新した。2年間の平均増加率を見ると、輸出入額は10.8%増、輸出額は11.2%増、輸入額は10.3%増となり、2けたの伸びを維持した。

貿易構造が最適化と高度化を続けている。新興市場との協力がより緊密になり、新興市場への輸出が全体に占める割合が1ポイント(p)上昇して49.8%となり、輸出全体の伸びを12.5p押し上げた。輸出は引き続きバリューチェーンの先端へと拡大した。電気機械製品の輸出は23.8%増加し、割合は0.3P上昇して58.8%となった。携帯電話の輸出は9.2%増、コンピューターは12.7%増、自動車は111.1%増だった。民間のエンティティの競争力が絶えず増強され、その輸出の増加率が全体を5.1p上回り、割合は2.2p上昇して57.1%となり、輸出全体の伸びを15.5p押し上げた。貿易の中国独自の発展能力が向上した。一般貿易の輸出は26.3%増加し、割合は1.5p上昇して61.2%になった。

対外貿易のイノベーション発展能力が徐々に増強された。同部は各地方、各当局と共に「対外貿易の新業態・新モデルの発展加速に関する意見」の内容を真剣に実施し、各種業態の融合発展を推進し、対外貿易機能の集積と連携を進めている。各当局はこれまでに累計200件近い改革措置を打ち出し、新業態・新モデルのために規制を緩和しエネルギーを付与し続けている。1-6月の越境ECの輸出は44.1%増加した。1-7月の市場調達型の貿易方式による輸出は41.6%増加した。対外貿易総合サービス企業は1500社を超え、海外倉庫は1900ヶ所以上に増えて面積は1350万平方メートルに達し、保税・メンテナンスプロジェクトは約130件に上った。

貿易の国民経済の発展に対する貢献が非常に目立った。上半期には輸出の増加が国内総生産(GDP)の増加に占める割合が27.9%に達し、10年ぶりの最高を更新した。加工貿易の傾斜移転が積極的な成果を上げた。上半期の中部・西部地域の加工貿易の輸出が占める割合は前年同期比2.5p上昇して27%になり、コンピューター、スマートフォン、半導体などの加工貿易の産業クラスターが中西部で1つのまとまりとなって発展を遂げた。同時に、1-8月に新たに登録された対外貿易の経営者は12万7300社(人)に達し、越境ECなどの新業態はより多くの小規模・零細企業が新タイプの対外貿易経営者へと発展するのを後押しし、社会における柔軟な雇用ルートを開拓拡大した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年9月13日

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