欧州議会が先日、いわゆる「EUと台湾の政治的関係と協力」報告書を採択したことについて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で、「この報告書は『一つの中国』原則への重大な違反であり、悪質で悪影響をもたらす。中国側は強い非難と断固たる反対を表明する」とした。
汪報道官は「世界には中国は1つしかなく、台湾地区は中国の領土の不可分の一部だ。『一つの中国』原則は広く認められた国際関係の準則、国際社会の一致した共通認識であり、中国・EU関係の政治的な基礎でもある。欧州議会の採択した報告書は、国際関係の基本準則、『一つの中国』原則、台湾地区問題におけるEUの公約への重大な違反であり、悪質で悪影響をもたらす。中国側はこれに強い非難と断固たる反対を表明する」とした。
また、「欧州議会は直ちに、中国の主権及び領土的一体性を損なう言動を止め、挑発と対立を止めるべきだ。我々は関係方面に厳正に告げる。国家の主権及び領土的一体性を守る中国国民の強固な決意、揺るぎない意志、強い能力を見くびってはならない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年10月22日