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2022北京冬季五輪の新型コロナ感染対策「プレイブック」が発表

人民網日本語版 2021年10月27日10:29

北京冬季五輪組織委員会は25日、「2022北京冬季オリンピック・パラリンピック」における新型コロナウイルスの感染対策をまとめた第1版「プレイブック」を発表した。新華社が報じた。

プレイブックは、選手及び関係者用と、その他の全てのステークホルダー用の2種類。選手や大会関係者が中国に入国し、オリンピック・パラリンピックに参加し、北京を離れるためによりよい準備が行えるよう、全面的な感染対策ガイドを提供している。

国際パラリンピック委員会(IPC)の関係者は、「新型コロナウイルス感染の拡大が続いており、北京冬季オリンピック・パラリンピックに参加する全ての人は、決して油断してはならない。そのため、参加を計画する全ての人は必ず『プレイブック』の関連する原則を順守しなければならない。それら原則は、最新の科学的アドバイスや他の大会で得た重要な経験を参考にしており、順守は極めて重要」としている。

2冊の「プレイブック」は、全ての大会関係者の全ての行程の対策を示している。入国に関する要求やクローズド・ループ管理システム内で実行される感染対策といった細部に至るまでの対策が詳しく説明されており、最近の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で制定された感染予防策の基本方針よりもさらに詳しい内容となっている。「プレイブック」の主な原則は以下の通り。

クローズド・ループ管理:特殊な管理方法で、不必要な接触を減らすことで、大会関係者と中国の国民の安全を守ると同時に、必要な日常活動も保障している。「プレイブック」に基づいて、ワクチン接種が完了している場合、中国に入国後、21日間の隔離は必要なく、すぐにクローズド・ループシステムに入ることができる。

ワクチン接種:ワクチンは新型コロナウイルス感染と伝播のリスクを低減させることが分かっており、安全に活動を展開するための重要な手段となる。全ての関係者は中国に入国する14日前に、ワクチン接種を完了していれば隔離が免除され、すぐにクローズド・ループ管理に入ることになる。「プレイブック」に基づいた接種が完了していない全ての人は、北京到着後、21日間の隔離を受けることになる。選手や関係者が医学的理由でワクチン接種の免除を申請する場合、個別に検討したうえで、可否を確定する。

検査、追跡、隔離:厳格な感染対策を講じ、検査を通して感染者を迅速に割り出し、スクリーニングにより感染の可能性がある濃厚接触者を特定し、隔離を実施して感染の伝播を阻止する。

接触を減らす:新型コロナウイルスは、咳やくしゃみ、会話をしたり、大声を出したり、歌を歌ったりした際に出る飛沫を通して伝播する。そのため、ワクチンを接種し、接触を最大限減らし、マスクを着用し、密封された空間や人が密になる状況や密切な接触などを避ける必要がある。

衛生に対する意識:優れた衛生に対する意識を保つことが各人にとって非常に重要になる。手洗いを励行し、定期的に消毒し、顔を触るのを避け、常にマスクを着用しなければならない。

新型コロナウイルス感染対策連絡員:北京冬季オリンピック・パラリンピックに参加する全ての組織は、要求に基づき、できるだけ早く新型コロナウイルス感染対策連絡員を選出しなければならない。大会関係者が「プレイブック」の内容に精通し、規定を守る重要性を理解するようサポートを提供することが、連絡員の職責となる。

第2版「プレイブック」は今年末に発表される予定。北京冬季オリンピックは2022年2月4日から20日まで、北京冬季パラリンピックは3月4日から13日まで開催される予定となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年10月27日

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