<企画>1-9月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2021年10月28日16:41

「中国の関係機関はこのほど、対外貿易と外資誘致、対外投資などのデータを発表し、2021年1-9月の経済情勢に関して報告した。」

▷消費市場の運営状況


今年9月には、社会消費財小売総額が前年同期比4.4%増、2019年9月比7.8%増の3兆6833億元(1元は約17.8円、約65兆4300億円)に上り、2年間の平均増加率は3.8%だった。このうち自動車を除く消費財の小売額は前年同期比6.4%増の3兆3298億元。物価要因を考慮した実質増加率は同2.5%、前月との比較では0.3%増となっている。

1-9月の社会消費財小売総額は同16.4%増、19年同期比8.0%増の31兆8057億元に上った。このうち自動車を除く消費財の小売額は同16.3%増の28兆5992億元だった。

▷対外貿易の状況


税関総署が13日に発表したデータによると、中国の今年第1-3四半期(1-9月)の物品貿易輸出入総額は前年同期比22.7%増の28兆3300億元(約498兆5千億円)に達した。中国の対外貿易は安定した回復傾向を保っている。

外資誘致の状況


今年第1-3四半期(1-9月)には、中国の外資導入額が前年同期比で19.6%増加し、約10年ぶりの2けた増となり、予測を大幅に上回る。中国市場は今もなお外資に対して強い誘致力を備えているといえる。

データによると、今年第1-3四半期(1-9月)には、全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比で36.5%増の3万6千社に上った。このうち新規または契約ベース外資導入額1億ドル(約114億円)以上増額の大型プロジェクトは同56.6%増の899件に上った。

▷対外投資の状況


1-9月、中国の対外非金融直接投資額が前年同期比で5.2%減の5227億6000万元(1元は約17.7円。ドルに換算すると807億8000万ドルで前年同期比で2.4%増)だったことを明らかにした。対外請負プロジェクトの売上高は前年同期比で9%増(ドルに換算すると1074億4000万ドルで前年同期比で17.7%増)の6952億9000万元だった。新たな契約総額は前年同期比で1.7%減(ドルに換算すると1596億2000万ドルで、前年同期比で6.2%増)の1兆329億6000万元だった。

関連データ


・1-9月の国内総生産は前年比9.8%増

第1-3四半期には国民経済が全体的な回復傾向を維持した。速報値の計算によると、同期の国内総生産(GDP)は比較可能な数字で計算すると、前年同期比9.8%増の82兆3131億元(1元は約17.8円)に上り、2年間の平均成長率は5.2%で、上半期の同成長率を0.1ポイント下回った。

・1-9月の個人平均可処分所得47万円に

2021年第1-3四半期(1-9月)の国民経済の運営状況によると、全国の個人平均可処分所得は名目値で前年同期比10.4%増の2万6265元(1元は約17.8円、約47万円)に上り、2年間の平均増加率は7.1%だった。物価要因を考慮した実質値は前年同期比9.7%増、2年間の平均増加率は5.1%で、経済成長とほぼ歩調を合わせて推移した。全国の平均可処分所得の中央値は名目値で前年同期比8.0%増の2万2157元だった。

・9月のPPIが前年比10.7%上昇

2021年9月には、全国の生産者物価指数(PPI)が前年同期比10.7%上昇し、前月比1.2%上昇した。鉱工業生産指数(IPI)は前年同期比14.3%上昇し、前月比1.1%上昇した。1-9月の平均を見ると、PPIは前年同期比6.7%上昇、IPIは同9.3%上昇した。

・9月のCPIは前年比0.7%上昇

2021年9月には、全国の消費者物価指数(CPI)が前年同期比0.7%上昇した。このうち都市部は0.8%上昇、農村部は0.2%上昇、食品価格は5.2%低下、非食品価格は2.0%上昇、消費財価格は0.2%上昇、サービス価格は1.4%上昇した。1-9月の平均は、同0.6%上昇した。

9月の全国CPIは前月比では横ばいだった。このうち都市部は横ばい、農村部は0.1%上昇、食品価格は0.7%低下、非食品価格は0.2%上昇、消費財価格は横ばい、サービス価格は0.1%上昇した。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2021年10月28日

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