海南省三亜市崖州区梅西村では毎日夜になると、約8ヘクタールのドラゴンフルーツ栽培拠点が明るく輝き、上空から見ると、星団のようにその形がくっきりと浮かび上がり、美しい夜景が広がっている。人民網が報じた。
ドラゴンフルーツ栽培拠点の責任者は取材に対して、「今は季節外れの栽培で、市場の価格は旬の季節よりも高い。季節外れのドラゴンフルーツは、良い値で売れるほか、ライトで照明時間を長くしたり、実がなって収穫するまでの期間を長くしたりするなどの技術を駆使することで、他の季節よりもあまくなる。現在栽培しているドラゴンフルーツは5-6日後には色がついて、収穫できるようになる。1ヘクタール当たり約5トン収穫できる」と説明した。
ドラゴンフルーツ栽培拠点は、村の全体の経済を発展させただけでなく、村民たちは地元で働いて生計を立てることができるようになっている。同拠点で働いているある作業員は、「家の近くのここで常雇いとして働いており、月給は4000元(1元は約17.7円)くらい。拠点は村民のために雇用を創出してくれている。常雇いは今11人おり、収穫の時期には臨時雇いの作業員がたくさん来る」と話した。
このドラゴンフルーツ栽培拠点は2019年に栽培を始め、年間の収穫量は1ヘクタール当たり67トンに達している。また、市場でも人気となっており、収穫の時期を迎えると、すぐに売り切れてしまうほどだという。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月10日