六中全会

【2021年を振り返る】進歩の扉を押し開けた中国の理念と道

人民網日本語版 2021年12月24日15:31

2021年、世界では新型コロナウイルスの感染拡大への警戒が続き、複雑で激しい地政学的駆引きが行われ、安全保障情勢の変化や起伏が激しく、経済回復の歩みが困難に満ちたものとなった。政治、経済、安全保障、社会など世界の回復の見通しは深い霧に覆われている。「我々は手を携えて人類運命共同体の構築を後押しし、平和の永続する、普遍的に安全で、共に繁栄する、オープンで包摂的な、クリーンで美しい世界を共に建設するべきだ」。習近平国家主席が10月25日に中華人民共和国の国連における合法的議席回復50周年記念会議で行った力強い重要演説は深遠な示唆であり、世界が大きな情勢変動の中で前進し、手を携えて共に素晴らしい未来を創造するための方向性を指し示した。新華社が伝えた。

この一年、人民至上の理念が大きく注目された。人々を中心とすることは、中国共産党が党創立百年の歴史的高みに立って世界と分かち合う知恵の財産だ。中国の小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成によって、14億余りの人々が絶対的貧困から完全に脱した。G20ローマサミットで習主席は人々中心という中核的理念を明らかにし、人々の幸福の増進、人の全面的発展の実現を出発点及び到着点とし、世界の発展の公平性、有効性、包摂性を高め、どの国も落伍させない必要性を強調した。習主席は南南人権フォーラム2021への祝賀メッセージでさらに、「人民至上を堅持し、素晴らしい生活への人々の憧れの実現を努力目標とすることが、時代が世界各国に与えた責任である」と指摘した。

この一年、百年間なかった世界情勢の大変動と世紀のパンデミックが複合的に影響を及ぼす中、ワクチン格差やデジタルデバイド、二酸化炭素(CO2)排出量格差、貧富の格差などさまざまな格差が入り交じり、足枷となり、世界の平和と発展に影響を与えた。パンデミックの発生以降、中国はすでに120余りの国々と国際組織に20億回分近くのワクチンを提供し、世界におけるワクチンの公平な分配と使用のために貢献した。世界インターネット会議で、中国は「デジタルデバイドの解消」「サイバースペース運命共同体を連携して構築」という時代の求める声を力強く発した。また、CO2排出における格差に対して、中国は世界史上最短の時間でCO2排出量ピークアウトからカーボンニュートラルへの移行を実現することを約束して、ふるさと地球を守る堅実な歩みをリードした。そして、中国は小康社会の全面的完成によって、貧富の格差の解消における偉大な実践を国際社会に示した。

この一年、グローバル発展イニシアティブが機運に乗じて登場した。困難を乗り越えられるかどうかの瀬戸際にある世界は、難関を攻略し困難を克服する意志と、危機をチャンスに変える知恵を差し迫って必要としている。習主席は「発展優先の堅持」「人々中心の堅持」「インクルーシブネスの堅持」「イノベーション主導の堅持」「人と自然の調和ある共生の堅持」「行動指向の堅持」というグローバル発展イニシアティブを世界に初めて示し、世界の発展を均衡・協調・包摂という新たな段階へと後押しするよう各国に呼びかけた。

深い霧を通り抜けて、勇敢に毅然として前進しよう。社会の発展、歴史の潮流、人類の進歩の方向ははっきりと見えている。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年12月24日

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