餃子とタマゴ餃子を作る3人(写真提供・取材対象者)。 |
湖南省株洲市で、3人の年齢を合わせると241歳になるおじいさん3人組が一緒にレストラン「宝南飯店」を開店した。86歳の余さんが「蛋餃(タマゴ餃子)」の薄焼き卵を焼き、78歳の馬さんが餃子を包み、77歳の魏さんが茹でる作業を担当する。このおじいさん3人組はいずれも鉄道車両を生産する中車株洲電力機車有限公司の元社員。定年退職後の年金は支給されているものの、自分たちでお金を稼いでキャンピングカーを購入し、旅に出たいという夢を抱いている。
レストランにはおじいさん3人組が一緒に写った記念写真が2枚飾られている。そのうちの1枚には、「私たちが宝南飯店を開こうと思ったのは、暮らしを立てるためではなく、暮らしを楽しむため」というメッセージが添えられている。
湖南料理をメインにしたこのレストランは、コックを2人雇っており、おじいさん3人組はサイドメニューを作ったり、餃子を包んだりといった作業を担当している。
キャンピングカーを購入して旅に出るという夢について、馬さんは、「儲けがでていれば、自分たちの貯金と合わせて3~5年もすればこの夢を実現できるはず。あと3~5年経ったとしても、私はまだ80歳ちょっとだからね」と至って楽観的だ。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年12月15日