王毅国務委員兼外交部長(外相)は10日、カザフスタンのトレウベルディ外相と電話会談を行った。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
王部長は「本日の私とトレウベルディ外相の電話会談は、カザフスタンの永続的で包括的な戦略的パートナーとして、中国がカザフスタンの前途命運に関わる肝要な時において、カザフスタンの治安維持・暴力阻止に対する断固たる支持を表明する意向であることを改めて示すものである」と指摘。
「習近平国家主席が3日前にトカエフ大統領にメッセージを送り、公に支持を表明したことは、中国とカザフスタンの永続的で包括的な戦略パートナーシップの水準の高さを十分に示すものであり、緊迫した時において安危を共にする両国の深い友情を改めて裏付けるものでもある。中国側はカザフスタン側と共に、両国首脳間の重要な政治的共通認識をしっかりと実行に移すとともに、できる限りの力を尽くしてカザフスタン側に必要な支持と支援を提供していきたい」とした。
トレウベルディ外相は、緊迫した時に習主席がトカエフ大統領に重要なメッセージを寄せ、他に先駆けてトカエフ大統領とカザフスタン国民への支持を表明したことに心からの謝意を表した。
双方は、今後の上層部交流についても意思疎通を行った。
王部長は「中国側はトカエフ大統領の北京冬季五輪開会式への出席を歓迎し、カザフスタン側の冬季五輪参加が安全で順調に進み、申し分のない成功を収められるようにする」と表明。
トレウベルディ外相は「近く開催される北京冬季五輪は国際的影響力と重要な象徴的意義を持つ世界規模の大会であり、世界の平和と協力を促進し、各国民間の相互理解を増進するものとなるだろう。カザフスタン側は中国側と共に関連する準備作業をしっかりと進めていく」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月11日