中国科学院紫金山天文台によると、同天文台地球近傍天体望遠鏡がこのほど、地球に向かい飛来する地球近傍小惑星を発見した。小惑星センターによるナンバーは「2022 AA」で、2月4日に地球近傍を通過する見通し。これは今年世界で初めて見つかった地球近傍小惑星でもある。新華社が伝えた。
紫金山天文台地球近傍天体望遠鏡チーム首席科学者の趙海斌氏によると、この小惑星は1日午後9時33分頃に地球近傍望遠鏡によって発見された。報告を受けた小惑星センターはこの「新星」のナンバーを「2022 AA」とした。「2022 AA」はアポロ型地球近傍小惑星で、直径は約43メートル。標準的なサッカーコートの半分に迫るサイズだ。米国やチリなどの各国の観測ステーションもその追跡・観測を行っている。
趙氏は、「『2022 AA』は現在、地球の方向に接近している。計算によると、2月4日ごろに地球に最接近し、255万キロメートル離れた地点を通過するため危険はない」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年1月18日