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お見合いは結局「ビジネス」か? 精度の高いマッチングとは?

人民網日本語版 2022年04月29日13:59

生活のリズムがますます速くなる今の時代には、「95後(1995年から1999年生まれ)」がすでにお見合い市場の中心で、「00後(2000年代生まれ)」も徐々にお見合いの門をくぐりつつある。従来の公園の「お見合いコーナー」や両親・友人の紹介と異なり、今のお見合いの主流は微信(WeChat)のお見合いグループで、写真や動画を相手に送り、話が合えば音声やビデオでやりとりをするのが主流だ。実はこうしたプロセスの背後にあるのは、微信のお見合いグループも他のお見合いプラットフォームと同じように、やはりビジネスに過ぎないということだ。

紹介でグループに入り 個人書類の登録に600元

2015年前後には、微信の応用が進むのに伴って、アカウントでのお見合い、微信グループでの見合いが若者の結婚という個人的問題を解決するルートの1つになった。

北京市の有名な公園のお見合いコーナーでは、「仲人さんたち」が微信の名刺を交換し、情報がやりとりされる。これら仲人の身元は謎に包まれており、豊富なお見合い資源を持ち、専業の人もいれば、兼業の人もいる。

同市東城区に住む男性の姜さんは30歳を過ぎたが、仕事が忙しく、周囲に女性があまりいないことから、ずっとシングルのままだ。少し前に友人から微信のお見合いグループを試してみたらとアドバイスされ、あるお見合いグループの代表の高さんと知り合った。

「半年分の費用600元(1元は約19.7円)を一度に払えば、独身貴族グループに入れる」。高さんと知り合った当初、要求に応じて自分に関するさまざまな書類を提出した。「このグループに入ろうと思う若者はみんな、身分証明書、不動産証明書、運転免許証、給与証明書などの書類を提出しなければならない。都合がつけば動画での面接も受ける必要がある」という。

精度の高いマッチング サービスには「プライベートオーダー」も

姜さんは、「会員になると仲人は1つのサイクルで3-5人の女性を紹介すると保証した。高さんの下にはメンバーが500人近い大規模グループがあるだけでなく、公務員、医師、教員、法律関係、情報技術(IT)関係など細分化されたさまざまなジャンルの小グループもあって、初参加の自分は大グループと2つの小グループに入れる特典を与えられた」と話した。

姜さんは、「毎日夜になると男女のゲストがお見合い書類を集中的に発信し、これには写真や基本情報が含まれ、気に入った人がいればチャットに参加して交流する。自分で選ぶだけでなく、会員一人一人の専用グループもあって、ここで仲人が集中的におすすめの相手を紹介したり、各会員のためにきっかけ作りをしたりする。これはサービスの中の『プライベートオーダー』にあたる部分だ」と続けた。

姜さんは、「一番最初に感じたのは、プロフェッショナルで、方法もいろいろあり、自分のような仕事が忙しく、異性とあまり上手に交流できないシングルに向いていることだ」と振り返った。

お見合いは結局「ビジネス」なのか?

どんな新機軸を打ち出したとしても、大半のお見合いグループの主な目的は会費を徴収することだ。

2年以上あるグループに加入している趙さんは、「高級路線のお見合いグループは年会費が1-2万元さらにはそれ以上もするが、それに比べて自分が入っている500人前後のグループは、1人1年間1200元で、これくらいが今のお見合いグループの主流だ」と話した。

ややもすれば数万元にも達する会費だと人は足踏みをするが、1-2千元ほどの年会費なら少しでも早く結婚したい人にしてみれば「運試し」ができてちょうどよい。

1グループの会員が500人、年会費が1千元とすると、グループの仲人役には年間50万元が入る計算になる。

仲人の宋さんは、「若者の多くは結婚を焦っておらず、ただいい人を見つけて、交流し、快適で親密な関係を築きたいと思っているだけだ。人に何かを求めるより自分でなんとかしたほうがいい。仲人がどんなに力があっても、できることはきっかけを作るだけで、やはり自分で主体的に動かなければならない」と話した。

どの時代にも、心にかなうパートナーを見つけるのは決してたやすいことではないだろう。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年4月29日

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