新型コロナ拡大で買いだめに走る北京市民 野菜供給量は安定保つ

人民網日本語版 2022年04月26日14:05

北京市で新型コロナウイルスの新規感染者が増加した今月24日、多くの市民が夜を徹して食料品などを買いだめし、一部のスーパーでは陳列棚が空っぽになるケースも生じた。また、オンライン販売でも欠品や配達員が不足する事態が生じたりした。

翌25日、北京市が開いた新型コロナウイルス対策をめぐる記者会見で、同市商務局の趙衛東副局長は、「当市の各種生活必需品の供給源はしっかりと安定しており、十分供給できる状態にある。一部のコミュニティの店舗やチェーン店で、消費量が短時間の間に増加した現象については、必要な対策をすでに講じ、企業に対して商品確保と調整を強化するよう指導した。末端の供給をしっかりと確保して、市民の消費の需要を満たしている」と説明した。

また25日午後には、北京新発地農産品センター卸売市場の関係責任者・童偉氏が、「通常、当市場の最も忙しい時間帯は夜中の1時から朝8時までの間で、午後に混雑することはない。しかし、今日は午後も混雑している。つまり、仕入れの需要が高まっているということだ。卸売市場の供給と仕入れの間には動的平衡関係が存在し、大型トラックが運び込んだ商品を、仕入れ業者が購入して運んで行く。首都市民の『台所』である当市場は可能な限り資源を調達して、しっかりと準備を行い、供給と価格が安定するよう取り組んでいる」とした。

北京新発地農産品センター卸売市場に運ばれた野菜(写真提供・北京新発地市場)。

童氏によると、今月25日における野菜の市場供給量は1万9200トンと、十分の量が供給された。26日には、2万トンを超えると見込まれている。今後、気温が上昇し、日照時間が長くなるため、農産物がすくすくと育ち、中国北方エリアの多くの生産地の収穫量も増えていく、5月1日のメーデーに合わせた5連休(今年は4月30日から5月4日まで)後も供給2万トン以上をキープできる見込みという。 (編集KN)

「人民網日本語版」2022年4月26日

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