4月25日に撮影された、ハドロサウルス類の胚の化石。画像提供は英良石材自然歴史博物館
福建省英良石材自然歴史博物館が11日に発表したところによると、科学者は複数の恐竜の卵の化石標本を詳細に研究した際に、現在まで科学記録が最も完全なハドロサウルス類の胚の化石を発見した。同博物館は「英貝貝(Ying Baby)」と命名した。
このハドロサウルス類の胚の化石は江西省南部の白亜紀後期の地層から得られ、今から約7200−6600万年前のものだ。その卵の直径は約9センチメートル、容積は約660ミリリットルで、胚部分が卵全体の約40%を占めている。卵には厚さ約0.4ミリメートルの薄い殻がある。胚の頭骨、脊髄、四肢の骨格の独特な形状に基づき、学者は「英貝貝」がハドロサウルス科の仲間であると推定した。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月12日