「ネイチャー」誌は27日、西北大学早期生命研究チームの張志飛教授が指導する博士課程在学中の張志亮氏らによる最新の成果である「外肛動物の起源はカンブリア紀前期、化石証拠で判明」を掲載した。陝西省南部の鎮巴県で、地球上で既知の最古の外肛動物(苔虫)の化石が発見された。新華社が伝えた。
同研究成果は、中国科学院の舒徳干院士が率いる西北大学早期生命研究チームが打ち出した「三幕構成のカンブリア紀の生命大爆発」という仮説をさらに支持するものとなる。カンブリア紀の地球動物ツリーの4000万年に及ぶ構築のプロセスを完全なものにし、3大動物亜界(基礎動物、前口動物、後口動物)の爆発的・段階的出現の化石証拠チェーンを効果的につなげた。
カンブリア紀の生命大爆発は、地球上で既知の最も壮大な左右対称動物の生命爆発事件だ。今から5億4000万年前から5億1800万年前、脊椎動物を含むほぼすべての現代動物の早期祖先の代表が、海洋中に急に爆発的に出現した。しかし外肛動物にはこれまでカンブリア紀の化石による確かな記録がなかった。外肛動物はサイズが小さく、集団で生活し、モジュール式に成長し、生態が複雑で、これまではオルドビス紀の生物大放散事変の産物とされてきた。
西北大学の研究チームは鎮巴県小洋壩剖面灯影組西蒿坪段の生物砕屑石灰岩に対して酸エッチング処理を行い、ミリメートル級の微小化石を発見した。課題チームの以前の研究、中国内外の関係学者の共同研究を経て、これらの微小化石が地球上で最も早期の外肛動物の化石であり、このジャンルのカンブリア紀の起源を解明するものと認定された。分析により、カンブリア紀の外肛動物の化石が外肛動物の基幹となるグループで、最も原始的な祖先の類型を代表することが明らかになった。この発見は外肛動物の起源を少なくとも5000万年前に遡らせた。
また張志亮氏らは分析を通じ、外肛動物の多層的な可塑性と複雑なモジュール式構築は5億3000万年前に起源を持つと判断し、カンブリア紀の生命大爆発の期間における重要な生態の刷新を解明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月1日
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